東北の酒蔵などが日本酒の出来を競う「東北清酒鑑評会」の結果が発表されました。
岩手県内からは八幡平市の「わしの尾」が純米酒の部で最優秀賞を受賞しました。
東北清酒鑑評会は、仙台国税局が日本酒の製造技術や品質の向上のため毎年開いています。
2025年は東北6県から吟醸酒と純米酒の2つの部門に合わせて261点が出品され、県内からは12点が優等賞に選ばれました。
このうち八幡平市の「わしの尾」は純米酒の部で最優秀賞を受賞し、11月5日、工藤朋社長に表彰状が贈られました。
純米酒「鷲の尾」は県オリジナルの酒米「吟ぎんが」をはじめ、酵母やこうじ菌などに全て県産の素材を使っていて、みずみずしい香りで甘みと酸味の調和がとれた味わいが評価につながりました。
わしの尾 工藤朋社長
「私たちは毎年いろいろな試行錯誤を繰り返した中で、積み上げてきたものがこのような評価をいただけた。自分たちの酒造りをまた高みに上げていけたらと思っている」
このほか県内からは吟醸酒の部で二戸市の「南部美人」が2位相当の評価員特別賞に選ばれています。