サッカーJ2・いわきFCが新スタジアム整備の候補地としている福島県いわき市小名浜。新たなスタジアムが防災力を高めることにも?小名浜の安全と未来を作る話し合いが続いている。

いわきFCの新たなスタジアムは、2031年のシーズン開幕までに整備を進める計画で、収容人数は1万人程度を想定している。
候補地はいわき市小名浜港の周辺。そこで求められているのが、駐車場不足をはじめとした「交通対策」。そして、地震や津波などから命を守る「防災力」だ。

「小名浜」のこれからを築いていくため、11月10日に開かれた協議会。いわきFCを運営するいわきスポーツクラブやいわき市の担当者、そして防災マイスターの松尾一郎さんなどが参加し意見を交わした。
松尾一郎さんは「大きく揺れている間は、動けない・逃げられない。揺れが続いたのだから絶対津波が来ると思って、揺れがおさまったら避難するために動く。是非この計画の中に入れていくべき」と提言した。
また日本女子体育大学の上林功教授は「スタジアムを契機とした、スタジアムコンプレックスと呼ばれるような、エリア全体の防災力を高めることにつなげることが非常に重要」と話す。

いわき市小名浜を、より安全で魅力的な場所へ。今後も意見が交わされる。

福島テレビ
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