9回目となるおかやまマラソンが11月9日に行われ、約1万6000人のランナーが晩秋の岡山路を駆け抜けました。
「晴れの国」だけど雨の「おかやまマラソン2025」スタート直前のランナーの思いを聞いた
あいにくの雨となりましたが沿道には約11万人が集まり、熱い声援を送りました。
(ランナーは…)
Q.雨ですね
「晴れの国なのに雨で残念」
「きょうの目標は(雨でも)メイクを崩さず完走する。それで沿道の人たちを元気づけられるよう頑張る」
「雨の日も楽しみます」
「せーの、頑張ろう!」
(岡山県 伊原木隆太知事)
「天気予報通りとなってしまいましたが、この先、小降りになると聞いています。皆さん、ゴール目指して頑張りましょう!」
1万6000人のランナーが雨の岡山路へ!沿道には約11万3000人が「頑張れ」と声援
〇午前8時45分・天気は雨 気温14.5℃
(号砲)
「おかやまマラソン2025。号砲とともに今スタートしました」5.6キロのファンランを含め約1万6000人のランナーが、雨のコースに繰り出しました。
(佐藤理子アナウンサー)
「雨が降りしきる中、みなさんレインコートを着るなどして懸命に駆け抜けていきます」
それでも沿道には約11万3000人が集まり、声援を送りました。
「頑張れ」
日本陸連会長でスペシャルアンバサダーの有森裕子さん 今大会もランナーを鼓舞
そして日本陸連会長で大会のスペシャルアンバサダーを務める有森裕子さんも選手を鼓舞します。
(スペシャルアンバサダー 有森裕子さん)
伊原木知事は2025年もファンランに参加し、大会の楽しさを噛みしめていましたが…。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「ファンランですから、いつも通り楽しく走ることができました。(Q:晴れの国なんですけど)晴れの国なのに雨が降ってしまい、晴れの国の知事として申し訳ない思い。こういうことがあっても、盛り上がるのがおかやまマラソン」
雨の中のレースにかかわらず男女とも大会新記録で初優勝 男子は岡山の豊田選手 女子は大阪の清水選手
雨の中でのレースは男女とも大会新記録が出る好結果となりました。
男子は岡山の豊田紘大選手が、女子は大阪の清水穂高選手がそれぞれ初優勝を飾りました。
(男子優勝 岡山商大附AC 豊田紘大選手)
「雨の中のレースがすごく好きなので、もっと降れと思いながら走った。雨が降るとこの時期、呼吸がしやすい感覚があり、自分ではハイペースで進んでいたが余裕を持って走ることができた」
(女子優勝 GRlab(大阪)清水穂高選手)
「まさかこの雨の中で大会新が出せると思っていなかったのでびっくりした。寒いのが苦手なので今回、どうなるのか不安があったが、この時期は雨が降っても寒くなく走れた」
フルマラソン完走率は90.8% ランナーの励みになったのは“途切れない応援”
2025年、フルマラソンに挑戦したのは1万4567人。このうち90.8%が完走しました。
(ランナーは…)
「走る前は大変だったが、自己ベストが更新できて良かった」
「雨だったので路面に水が溜まっていたりで走りにくいところがあったが、いつも通り応援が多く頑張れた」
「最初から最後まで沿道(の応援が)途切れなかった。雨だったが最後まで残って応援してくれたのですごく力となった」