岡山県吉備中央町で有害性が指摘されている有機フッ素化合物、PFASが検出された問題で町の公費で行う次の住民の血液検査について町は当初の予定から2年前倒し、2027年度に実施する方針を示しました。
11月4日に非公開で開かれた町と町民による協議会で示されたものです。吉備中央町は2024年11月から25年3月にかけてPFASが検出された円城浄水場の水を飲んだ住民などのうち、希望する810人に対して全国で初めて公費での血液検査を実施しました。
次回の検査については、これまでは5年後に行うとしていましたが、町民の健康に対する不安を軽減するため2年前倒し、初回から3年後となる2027年度の実施を検討することにしたということです。
検査項目は初回と同じ内容でPFASの血中濃度のほか、肝機能、甲状腺などの数値の変化を確認します。また、希望する子供に対しては2025年度から当面の間、年に1回のペースで血液検査を実施する方針も併せて示しました。