党首を務める立花孝志 容疑者が逮捕されたことを受け、政治団体・NHKから国民を守る党は11月10日に緊急会見を開き、立花容疑者が立候補の意向を示している伊東市長選について「答えはまだ出せない」と述べました。
自殺した元兵庫県議への名誉毀損容疑で11月9日に逮捕された政治団体・NHKから国民を守る党の党首・立花孝志 容疑者は、前市長の失職に伴う伊東市長選に立候補する考えを示していましたが、10日午後3時から同市で予定されていた出馬会見は定刻になっても、本人はもちろんのこと代理人や関係者も姿を見せなかったため中止となりました。
こうした中、NHK党は10日午後4時から緊急会見を開き、参議院議員の齊藤健一郎 副党首は伊東市長選について「まだ党首が戻ってくるのかわからないので、この時点で出馬を取りやめるであるとか、出馬しますという答えはまだ出せない。見通しはまったくわからず、党首のみぞ知る」と述べています。
一方、伊東市長選の出馬会見前日に逮捕されたことについては「様々な憶測がSNS上で飛び交っているが、事実関係が明確になっていない以上はデマ情報や陰謀論の拡散につながるので、昨今の状況を見て私の立場としては慎重に発言しないといけないと肝に銘じている。ただ、その反面、言論の自由もあるのでSNS上で様々な憶測が飛んでいること自体、それを完全に否定するものではない」との考えを明らかにした上で「やはりそれぞれの立場の人がいるので、ひとつひとつの発信に、SNSを今後やっていく上での責任が伴ってくると思う。その責任をしっかり持った上で、発言するよう個々が判断し、言論の自由の中で考えていかなければならないひとつの良いきっかけになればと思っている」と口にしました。
伊東市長選にはこれまでにスポーツトレーナー・石島明美 氏、元市議・杉本憲也 氏、薬局チェーン顧問・黒坪則之 氏、元市長・小野達也 氏、NPO法人代表・岩渕完二 氏の5人が立候補する考えを明らかにしています。