広島城天守の木造での復元に向けた検討会議で広島市は初めて天守群全体の復元図と復元にかかる工事費なども明らかにしました。

安土桃山時代に建てられた広島城の天守は原爆で倒壊した後鉄筋コンクリートで1958年に再建されました。

30日の検討会議では古い写真や図面をもとに広島市が初めて全体の復元図を示しました。

委員からは幕末の広島城の姿をより正しく復元するためにさらに慎重な調査を求める意見が出ました。

また広島市は天守や2つの小天守など天守群全てを木造で復元する場合、工期はおよそ9年。必要な工事費は最大でおよそ194億円になるとの見通しを示しました。

【検討会議座長・広島大学 三浦正幸 名誉教授】
「広島県民の郷土に対する思いが上がる。それはお金に換算できないような、極めて重大な効果があるということで、それも含めて評価したい」

テレビ新広島
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