「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から42年前の1983年10月31日、「太陽がいっぱい」「冒険者たち」などで知られる、フランスの映画俳優アラン・ドロンさんが初めて広島を訪れました。
午後の飛行機で広島にやってきたアラン・ドロンさんは、空港で大勢のファンの歓迎を受けたあと、現在のマツダ、当時の東洋工業に向かいました。
ドロンさんが広島を訪れたのは初めて。
当時、マツダ・カペラのCMに出演していて、自動車工場の見学は、本人のたっての希望でした。
翌日、ドロンさんは平和公園を訪れました。
一目見ようとつめかけたファン4000人に囲まれ、もみくちゃになりながら慰霊碑に花輪を捧げ、原爆の犠牲となった人々の冥福を祈りました。
資料館を訪れたドロンさんは、原爆被害のあまりの悲惨さに顔をくもらせていました。
広島の印象についてドロンさんは「人類の英知で、2度とあのような悲劇を繰り返さないことを祈っています」と語っていました。
 
       
         
         
        