全国で人の生活圏でのクマの出没が相次いでいますが、10月29日夜、多賀城市内でクマ1頭が目撃されました。市によりますと、少なくとも、ここ10年で、市内でクマの目撃はなかったということです。
記者リポート
「多賀城市を流れる砂押川の河川敷です。こちらの道路を利用する人も多くみられます。この付近で昨晩、クマと思われる動物の目撃情報がありました」
29日午後9時10分ごろ多賀城市鶴ケ谷1丁目で、「クマ1頭が北の方に立ち去った」と、近くを車で通った人から警察に通報がありました。
警察によりますと、クマの体長は1メートルほどだったそうです。
けがをした人はおらず、その後、目撃情報は寄せられていないということです。
今回、クマが目撃されたのは砂押川の河川敷。周辺を見てみると、近くには1日を通して、交通量の多い国道45号線が通っていて住宅街も広がっています。
また、クマが生息している山林もありません。
市民
「え、そうなんですか、やだねえ。怖いですね」
「盛岡とか都心部でも、川沿いで出ているので気をつけなきゃいけない。山がないので、クマが出るのは、ほぼ考えられない」
多賀城市では、今回目撃されたのがクマかどうか確認していますが、仮にクマだった場合、少なくとも、ここ10年では初めてだということです。