最強クラスのハリケーン「メリッサ」がカリブ海の島国ジャマイカに上陸しました。
ハリケーン「メリッサ」は28日正午ごろ、5段階で最も強い「カテゴリー5」の勢力でジャマイカ南西部に上陸しました。
アメリカのハリケーンセンターによりますと、上陸時の最大風速は毎秒82メートルに達し、現地では暴風雨により建物の屋根が吹き飛ぶなど被害が出ています。
ジャマイカがこの規模のハリケーンの直撃を受けるのは初めてで、現地当局は空港を閉鎖し、住民に備えを呼びかけていました。
「メリッサ」は上陸から約3時間後、「カテゴリー4」に弱まったものの、依然として非常に強い勢力を保っており、ジャマイカ北西部では暴風や高潮、洪水が続いています。
ハリケーンセンターは「命に関わる危険な状況」として、住民に屋外へ出ないよう強く警告しています。
ハリケーンはジャマイカを縦断したあと、29日にはキューバなどにも上陸する見通しです。