2025年2月に発生した大船渡市の山林火災について、岩手県と大船渡市が実施した森林被害の調査結果が10月28日に公表され、被害額が59億3900万円にのぼることが明らかになりました。
2025年2月19日と26日に大船渡市で発生した山林火災について、県や市などは、5月から約5カ月間にわたり森林の焼失面積や被害額について調査してきました。
その結果、森林の焼失面積については、衛星画像データの解析や現地調査を行い、合わせて3370haと確定しました。
また、森林の被害額については「森林保険法」に基づく保険金額を基準に算定した結果、合計で59億3900万円に上ることが明らかになりました。
森林の焼失面積と被害額が確定したことを受け、渕上清市長は「改めて今回の火災が地域にもたらした影響の深刻さを痛感している。被災した森林の再生に向けた取り組みを着実に進めていく」とコメントしました。