愛媛県松山市を拠点にする伊予鉄バスが、電気で走るEVバスの“充電”を自動で管理する新しいシステムを、全国で初めて11月から導入します。28日に公表されました。
導入されるのは、伊予鉄バスと四国電力が去年8月から共同で開発してきた「充電・運行管理システム」です。
電気で走るEVバスは走行中のCO2排出を抑えるなど、地球温暖化の防止にも貢献することから、伊予鉄バスは脱炭素化に向けて導入を進めていて、全体の14%にあたる21台が運行されています。
これまでは運転手が無線で残量を伝え、人が充電のタイミングを決定。新しいシステムは、バスに取り付けた機器がバッテリーの残量を運行データで把握し、どのバスをいつ充電するかを自動で判断します。
さらに事業所で使用するほかの電力と、バスへ充電する電力の配分調整も自動ででき、より電力コストを抑えられるということです。
伊予鉄バス自動車部・中川智之部長:
「充電の効率化によって、電力コストの削減を図れるというのが一つ。EV車両をより効率的に運用することができるので、より一日あたりの運行回数を多く走ることができる」
伊予鉄バスはEVバス運行の基盤が整ったとして、2027年度までにさらに29台の導入を目指しています。
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