テーマは「しまなみ海道で獲れる食材を使った1000円程度で食べられる料理」。愛媛県今治市の伯方島で、この島出身のプロのフレンチのシェフと地元の小学生が、新たな郷土料理を生み出す取り組みに挑んでいます。候補のレシピが完成して28日は試食会が開かれ、児童たちが味わいをチェックしました。

村上智彦シェフ:
「これをおにぎり握るみたいに丸めていく」

小学校の家庭科室で料理に挑戦する子どもたち。伯方島の魅力を発信しようと地元・伯方小の6年生が未来の郷土料理づくりに取り組んでいます。講師は伯方島出身のフレンチシェフ・村上智彦さん。大阪のフランス料理店「しまなみふれんちMurakami」のオーナーシェフを務めています。

料理のテーマは「しまなみ海道で獲れる食材を使った1000円程度で食べられる料理」。

児童たちは村上シェフと9月以降、オンラインで食材や自分たちで考えたメニューを話し合い、村上さんがレシピを考案。28日に学校を訪れ、料理を選ぶための試食会が行われました。

村上シェフ:
「より伯方島らしい名物料理になるように近づけたようなレシピで、今日は作っていきます」

試食会で児童たちは調理に挑戦。村上さんから調理方法を教わりながらコロッケにジャムを包み込んだり、カレーのスパイスを炒めたりして料理を仕上げました。

完成した料理は「鯛のココナッツフィッシュカレー」「島レモンコロッケ」「伯方の塩プリン」など8品。いずれも郷土愛が詰まった力作です。

男子児童:
「うまい!おいしいです。タイの味がしてとっても甘くておいしいです」

村上さんもリラックスした表情で、故郷の児童たちとの交流を楽しみました。

村上シェフ:
「どんどん子どもたちがテンションが上がっていく姿、そういうのが見れてね、とても楽しかったです。もっとブラッシュアップしてね、地域や観光客が本当に伯方島の名物として、伯方島らしさを伝えられるように料理を仕上げたい」

新しい「伯方島の郷土料理」は、児童のアンケートで3~4品を商品化。来年1月から2カ月間、伯方島の道の駅「伯方S・Cパーク」のレストランで楽しめる予定です。

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テレビ愛媛
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