角質ファイルがない場合は目の細かいボディケア用ブラシなどでもOK。擦った後は取れた角質を拭き取って保湿剤を塗れば終わりだ。

出血したらゲル状絆創膏で傷を塞ぐ

ただしひび割れであっても、出血したり痛みがひどいと角質を削るケアだけでは難しくなる。

そんな時は、ゲル状のハイドロコロイド絆創膏を貼るのがお勧めだ。

市販のゲル状絆創膏がお勧め(画像はイメージ)
市販のゲル状絆創膏がお勧め(画像はイメージ)

クッション効果で痛みを和らげてくれたり、保湿状態をキープしてくれるという。

「傷と傷を寄せて、ひび割れを閉じるように貼るのが早く回復させるコツです。 2日に1度くらいは剥がして状態をチェックしてみてください」

ちなみに血行が悪い人や糖尿病などの基礎疾患がある人は必ず医療機関を受診してほしい。

最後に取材に同席した日本フットケア・足病医学会の寺師浩人理事長は、かかとのガサガサやひび割れをきっかけに、足全体のケアにもう少し目を向けてほしいという。

「足は、生活をする上で文字通り“足場”となります。痛みが出ないとついケアを怠ってしまいがちですが、足のトラブルの予備軍状態の方は多くいらっしゃいます。顔と同じくらい足のケアにも関心を持っていただくと、年齢を重ねても健康的に生活できるでしょう」

かかとのガサガサや“ひび割れ”をきっかけとして、地道な足のケアを心がけてほしい。

プライムオンライン特集班
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