災害発生を想定して、中山間地域にドローンで物資を運ぶ訓練が、三原市でおこなわれました。

三原市の山間にある集落に現れたのは…ドローンです。

豪雨災害で孤立集落ができたという想定でおこなわれた訓練。
大型ドローンは、5キロほど離れた場所から、重さおよそ20キロの衛星通信機器を吊り下げて運びました。

去年の元日に発生した能登半島地震を受け実施されたもので、この被災地でも使用された通信機器を陸上自衛隊が組み立てて設置する手順を確認しました。

訓練のあった高路地区は市の北部に位置し、7年前の西日本豪雨でも土砂崩れの被害があったということです。

【椋梨上自治会高路地区班長 坂森 秀朗 さん】
「いろいろな物資が運べそうな大きさを見て、こういう場所でも必要な生活物資が届いてくるのかなという安心感はありますね」

【三原市危機管理課 羽場 正明 課長補佐】
「ドローンが着陸するような適当な地域がないという場合であっても、有効性を確認できたということです」

市は県や自衛隊など関係機関と連携を強めたいとしています。

テレビ新広島
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