バレーボール・Vリーグの男子が25日開幕。
ホームで開幕戦を迎えたフラーゴラッド鹿児島は新戦力が躍動し、多くのファンに初勝利を届けた。
上片平健キャスター
「一般入場開始15分前です。会場の前には多くのファンが長い列を作っています。いよいよフラーゴラッド鹿児島今シーズンの初戦です」
25日、鹿児島県霧島市で行われたVリーグ・フラーゴラッド鹿児島の開幕戦。
会場にはチーム最多の1327人が詰めかけた。
訪れたファン
「(会場に来るまで)緊張で吐きそうでした(笑)」
「長友さんの応援うちわ。手作りです!(うちわのイラストは)キノコヘアーなのできのこにしたのと、(長友)優磨さんが動物に例えたらパンダと言われているのでパンダに」
スタンドには新加入した迫田選手の両親の姿も
迫田選手の母・竹子さん
「不安もあるけど本人が希望して帰ってきたので、これからも応援したい」
迫田選手の父・等さん
「(鹿児島に帰ってきて)うれしい。応援する気持ちは変わらない」
昨シーズン新設されたVリーグの初代王者に輝き、連覇を目指すフラーゴラッド。
開幕戦の相手は昨シーズン11位だった、愛知の大同特殊鋼知多レッドスター。
5セットマッチの第1セット、青いユニフォームのフラーゴラッドは新戦力が躍動する。
鹿児島県指宿市出身で昨シーズンSVリーグでプレーした迫田が、鋭いスパイクを次々と決める。
さらに、昨シーズンレギュラーシーズンのMVPに輝いたキャプテンの長友が強烈なバックアタック!
守備ではリベロの久保田がナイスレシーブで会場を沸かせる。
第1セットは25対22でフラーゴラッドが先取した。
第2セットに入るとSVリーグの東京グレートベアーズから期限付き移籍で加入した山田がこのブロック!
速攻も決まる。
終盤までリードを許しながらも、最後は山田のブロックで第2セットも連取したフラーゴラッド。
勝利へ王手を掛ける。
しかし第3セット、キャプテンの長友が両脚をつるアクシデントでベンチに下がってしまう。
突然のアクシデントにも選手たちは落ち着いていた。
ベテランの小森がチームに安定感をもたらすと、最後は迫田が渾身のスパイク!
新加入選手の活躍もあり、開幕戦を勝利で飾ったフラーゴラッド。
会場は大きな拍手に包まれた。
訪れたファン
「勝ててうれしい」
「(長友選手がコートから出たあと)他の選手全員で一丸となって支えてカバーしてるところを見て自分も勇気づけられました」
チーム最多24得点の活躍・迫田郭志選手(指宿市出身)
「プロとして鹿児島に帰ってきて、引退までいるつもりなので、バレー人生をかけて鹿児島の方に(プレーを)見ていただきたい」
20点のアタックポイント・長友優磨キャプテン
「勝ち切れたところはホッとしている。脚がつりましたね、両脚。(興奮で)脳が起きている状態で朝を迎えてしまったので、きょうはしっかり今から寝たい。おやすみなさい」
開幕戦勝利で好スタートを切ったフラーゴラッド、26日の試合は残念ながら敗れてしまい、開幕連勝はならず。
次の試合は11月8日、鹿児島県日置市で、きんでんトリニティーブリッツと対戦する。

