マレーシアを訪問中の高市首相は、26日開幕するASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳会議に出席します。
最新情報について、クアラルンプールからフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。
周辺から「時間が足りない」との悲鳴もあがるなか、本格的な外交デビューに臨む高市首相は、午前中日程を一切入れず、ホテルにこもって首脳会議への準備を進めています。
25日夜の到着後、アメリカのトランプ大統領と電話で会談した高市首相はトランプ氏を「快活で楽しい方」と笑顔をみせました。
周辺も「会議では高市カラーも発揮する」と自信をのぞかせ、順調な滑り出しをみせています。
26日午後のASEAN各国との首脳会議では、覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を訴え、共同声明では、法の支配に基づく国際秩序の重要性を盛り込む見通しです。
また、フィリピン、オーストラリアの首脳とも個別に会談し、信頼関係を深めたい考えです。
「米中対立の最前線」ともされる東南アジアで存在感を高められるのか注目が集まります。