熱戦が続く、春の高校バレー宮城県大会。
10月24日に行われた男子準決勝では、4年ぶりの春高県大会制覇を目指す仙台商業と、9年ぶりの決勝進出を目指す古川工業が対戦しました。
第一セット序盤、抜け出したのは仙台商業でした。1年生アタッカーの高橋祐成選手を中心にポイントを重ね、リードを奪うと、フェイントや速攻を織り交ぜた多彩な攻撃で試合の主導権を古川工業に渡さず、第一セットを奪います。
後がない古川工業は第2セット、最高到達点チームトップ、2年生エースの氏家選手が打点の高いスパイクで、チームに勢いをもたらします。
セット終盤までお互い一歩も譲らず、試合はデュースにもつれ込む展開に。
そして…。
9度目の春高県大会制覇へ、仙台商業がライバル東北が待つ決勝の舞台へ駒を進めました。
仙台商業 高橋伶選手
「高校総体で、東北と対戦してぎりぎりまでいって最後、勝ち切れなかったので、その借りを、この春高で返したい」
一方、敗れた古川工業は、9年ぶりの決勝進出とはなりませんでした。
古川工業 二階堂卓監督
「求めているプレーをしてくれたことに感謝したい。やってきたことを、自分の人生の糧にして、これからの人生をどう生きていくかは、お前たちの道」
24日に行われた準決勝の結果です。
4年連続の全国大会出場を目指す東北がストレート勝ち。
女子は、女王・古川学園と第二シード・利府が決勝へ駒を進めています。