2023年3月、新型コロナウイルス関連の国の補助金、約9000万円をだまし取ったとして、警察は10月22日、岩手県雫石町内の観光事業のコンサルタントを務めていたとみられる32歳の男を逮捕しました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、東京都府中市の会社役員・淀野輪河容疑者(32)です。

警察によりますと、淀野容疑者は、雫石町の温泉街の観光需要回復を図る事業にコンサルタントとして関わったとみられていて、2022年4月に虚偽の書類を提出し、2023年の3月、新型コロナウイルス関連の国の補助金を、総額で約9000万円不正に受け取った疑いが持たれています。

淀野容疑者は、雫石町内の廃業した旅館の建物を撤去し、新たな宿泊施設を建設する経費として、国の補助金を申請していましたが、実際の施工費より2000万円以上、水増しした金額で書類を提出していたということです。

警察が別の詐欺事件を捜査する中で今回の事件が浮上し、逮捕に至ったということで、淀野容疑者は容疑を認めているということです。

警察は、淀野容疑者が同様の手口で別の補助金詐欺にも関わっているとみて、捜査を進めています。

岩手めんこいテレビ
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