鶴岡市で、庄内を代表する秋の味覚・庄内柿の出発式が行われ、一大消費地の北海道に向けて出荷された。
鮮やかに色づいた庄内柿。
庄内ではミネラルが豊富な土壌や寒暖差の影響でおいしい柿が育つと言われている。
22日に行われた出発式では、関係者がテープカットを行った後、北海道に向け早生品種「刀根早生(とねわせ)」1800ケース・13.5トンを積んだトラックが出発した。
今シーズンは年間を通して日照時間が長く、着果の数や実の肥大も良く、甘みが増したカキに育ったという。
(庄内柿生産組織連絡協議会・岡部順会長)
「秋を一番感じられる果物がカキだと思う。顔が命という五月人形のようにきれいで、甘い柿を目指して作っているので、おいしい庄内柿を食べてほしい」
カキは10月に入り一気に色づきはじめ、11月上旬には主力品種の「平核無(ひらたねなし)」の収穫と出荷がピークを迎える。
JA庄内たがわは、例年並みの2070トンの出荷を見込んでいる。