県内の8月の有効求人倍率は1.23倍で、前の月と比べて0.04ポイント下がったものの依然として高い水準が続いています。

佐賀労働局によりますと県内で仕事を探す人1人に何件の求人があるかを示す有効求人倍率は、8月が1.23倍で前の月より0.04ポイント下がりました。
新規求人数は前の月から11.9パーセント減り、6063人となっていて、前の月に大型の小売企業が大量の求人を出していた反動により減少したということです。

また、新規の求職者数は前の月から0.9パーセント増えていて、物価高騰に伴い仕事を探す高齢者の増加などが影響しているとみられています。
一方、県内の高卒者向けの求人倍率は2.29倍となり、前の年の同じ時期に次いで1997年以降、過去3番目に高い水準となっています。

佐賀労働局は「企業の採用意欲は依然として高く、雇用情勢は堅調に推移している」とする一方で、「先が見えない米国関税や物価上昇の影響などを注視していかなければならない」としています。

サガテレビ
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