福岡市のJR博多駅で国内初の試みがスタートです。
電車が発着するホームの上で、新たな発電が始まりました。
軽快に走るミニチュアの鉄道車両やスムーズに回る飛行機の模型。
使用する電気を発電しているのは「ペロブスカイト太陽電池」と呼ばれる次世代型の太陽電池です。
◆記者リポート
「太陽光というと頑丈なパネルを想像しますが、こちらは薄くて軽く下敷きのようにしなやか」
JR博多駅では、この薄くて曲がりやすい太陽電池をホームの屋根に設置し、21日に発電の実証実験を始めました。
◆建設業
「初めて触ったがすごく柔らかくて、思ったより軽いのにびっくりした」
博多駅3階では体験イベントも開かれ、JR九州の古宮社長は服部知事に、長いホームの屋根が持つ大きな可能性を説明していました。
◆JR九州 古宮洋二社長
「この薄さと軽さだと構造物の補強がいらないというのが一番のメリット。今後、非常に可能性があるものだと思う」
実験期間は約1年間で、今後、電車の振動による発電への影響や耐久性などを確認し、実用化に向けて検討することにしています。