五島市の寺で護摩焚きや火渡りなどで家内安全や無病息災を祈る「千日大祭」が行われました。
五島で最も古い歴史がある寺、大宝寺で10月11日に執り行われた「千日大祭」です。
山伏姿の修行僧が東西南北に魔よけの矢を放ち、木で組まれた護摩壇に火がつけられます。
般若心経を唱える声が響く中、参拝者の願い事が書かれた護摩木が炎の中に投げ入れられました。
その後、残り火の上を素足で渡る「火渡り」が行われ、参拝者が灰の上を歩きながら無病息災を祈りました。
高校生
「熱すぎて何も感じなかった」「あと1年で高校生活が終わるので思いっきり楽しむ」
子ども
「足が速くなりたい」「(目標は)世界陸上に出ること」
大宝寺は空海が遣唐使船で唐に渡った帰りに立ち寄ったとされています。
島内だけでなく県外からも多くの人が訪れ、思い思いの願いを込めていました。