空手の流派の一つ「剛柔流(ごうじゅうりゅう)」の開祖・宮城長順(みやぎ・ちょうじゅん)の偉業を伝える学習・交流施設が2026年、那覇市に開館します。

那覇市出身の宮城長順は、中国拳法を取り入れた武術を「剛柔流空手道」として確立し近代空手の礎を築きました。

宮城長順の自宅や稽古場があった那覇市壺屋に設立される「長順館」は、剛柔流空手の歴史や長順の功績について学べるほか、鍛錬を体験できるコーナーも設置されるということです。

長順の孫でプロジェクトに携わる宮城達(とおる)さんは、沖縄の空手の歴史に触れられる空間を作りたいと意気込んでいます。

宮城長順さんの孫宮城達さん:
沖縄の子どもたちが誇りを持ち、指導者が原点に立ち返れる場所。100年後の子どもたちにも空手の心を手渡せる場所にしたい

「長順館」は2026年1月の開館を目指していて、整備費用の500万円を募るクラウドファンディングを今週中にもスタートするということです。

沖縄テレビ
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