九州電力は定期検査で運転を停止していた玄海原発4号機について、20日発電を再開しました。
九州電力によりますと定期検査を行っていた玄海原発4号機は、10月17日に原子炉を起動し18日臨界に到達。
20日午前3時に発電を再開しました。
今後は徐々に出力を上げながら調整運転を行い、11月14日に通常運転に復帰する予定です。
玄海4号機をめぐっては9月28日、定期検査中に蒸気系統の検査に使う弁に不具合があり、蒸気がわずかに漏れているのが確認されたことから原子炉の起動を延期していました。
九州電力は点検の結果、“異物の噛み込み”が原因で蒸気漏れが発生したと推定しています。
すでに部品の交換を行い正常に機能することを確認したということです。
玄海原発では、6月にも3号機で同様の弁の不具合が発生していました。
今後は異物のリスクを減らすため水質管理を強化するほか、弁の場所の変更・弁の追加など対策を行うということです。
 
       
         
        