秋篠宮妃紀子さまと次女の佳子さまは、10月2日、香川県で「瀬戸内国際芸術祭」を視察されました。離島・大島では国立ハンセン病療養所を訪問し入所者と懇談したほか、小豆島では母子愛育会の子育て支援活動を視察するなど様々な人と交流されました。

「瀬戸内国際芸術祭」ご視察…高松港では手話で交流される場面も

紀子さまと佳子さまは、10月2日、香川県で「瀬戸内国際芸術祭」を視察されました。

香川・直島の美術館を視察される紀子さまと佳子さま
香川・直島の美術館を視察される紀子さまと佳子さま
この記事の画像(13枚)

瀬戸内海の島々が会場となったこの芸術祭。
直島の美術館では、設計を手掛けた建築家・安藤忠雄さんらの案内で、世界各地の水平線を撮影した写真などをご覧になり、紀子さまは「作品に近づくほど水面の表情がよくわかります」と述べられました。

「タイム・エクスポーズド」 杉本博司
「タイム・エクスポーズド」 杉本博司

お二人は、高松港の会場もご視察。
地元住民など集まった多くの人に歩み寄り、佳子さまは手話でにこやかに交流されました。

手話で交流される佳子さま(高松港) 
手話で交流される佳子さま(高松港) 

翌3日、離島・大島にある国立ハンセン病療養所「大島青松園」をご訪問。
施設で亡くなった人たちの慰霊碑に拝礼されました。

慰霊碑に拝礼される紀子さまと佳子さま
慰霊碑に拝礼される紀子さまと佳子さま

続いて、入所者と懇談された紀子さまと佳子さま。「お体の具合はどうですか」と声をかけ、入所した当時の話などに耳を傾けられました。

 
 

「大島青松園」は、全国のハンセン病療養所を訪ねてこられた上皇ご夫妻の直接の訪問が唯一かなっていない場所です。

お二人は、長年差別や偏見に苦しんだ元患者に心を寄せられました。

親子の「ふれあい遊び」をご覧になり 笑顔で交流

船で小豆島に移動されたお二人。

香川・小豆島
香川・小豆島

紀子さまが総裁を務める母子愛育会の子育て支援活動を視察し、親子で一緒に体を動かして楽しむ「ふれあい遊び」をご覧になりました。

親子の「ふれあい遊び」をご覧になった紀子さまと佳子さま
親子の「ふれあい遊び」をご覧になった紀子さまと佳子さま

参加した母親が5月に出産した子どもに「佳子」という名前をつけたと伝えると、佳子さまは赤ちゃんに「佳子です」と話しかけ「同じ名前の方はなかなかいらっしゃらないので、うれしいです」と笑顔を見せられました。

様々な人と交流し、2日間の訪問を終えられた紀子さまと佳子さまです。
(「皇室ご一家」10月19日放送)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(13枚)