秋篠宮妃紀子さまと長男の悠仁さまは、11月22日から2日間、「デフリンピック」のオリエンテーリング競技観戦のため、東京の伊豆大島を訪問されました。
悠仁さまが公務で離島を訪問されるのは初めてで、12年前の土砂災害の犠牲者の慰霊碑に供花したほか、高齢者福祉施設を訪問するなど多くの人と交流されました。
公務で初めての離島訪問
紀子さまと悠仁さまは、竹芝港から高速艇に乗り、1時間45分かけ、都心から約120キロ離れた伊豆大島へ。港では、多くの島民から出迎えを受けられました。
大島では、12年前、平成25(2013)年の台風26 号で大規模な土砂災害が発生し、36人が亡くなり、3人が行方不明になっています。お二人は、被災地に整備された「大島町メモリアル公園」を訪れ、慰霊碑に花を供え、犠牲者を追悼されました。
島の高齢者福祉施設に足を運ばれたお二人。利用者の輪に入り、レクリエーションの「玉入れ」に参加されました。玉入れの後は、利用者とご交流。悠仁さまは「玉入れ以外、他にレクリエーションは?」などと積極的に質問されていました。
島の名産品「椿油」の製油所では、大正時代からの伝統的な製法で「椿油」を搾る様子を興味深くご覧になりました。
夜には、デフリンピック・オリエンテーリング競技の日本選手団とお会いになりました。
選手と面識のある紀子さまが「伊豆大島で、また皆さまにお会いできまして、大変うれしく思います」と手話で挨拶されると、続いて、悠仁さまも手話を使って「お会いできてうれしいです」と伝えられました。
懇談後、辻悠佳選手は「悠仁さまの手話でのコミュニケーションを見て、本当にとても感動し驚きました」と話しました。
翌日、オリエンテーリングの男子リレー決勝を観戦されたお二人。
オリエンテーリングは、地図とコンパスを使ってチェックポイントを周り、ゴールまでの速さを競います。お二人は手話を使い、選手にエールを送られました。
滞在中、農産物直売所にも立ち寄られたお2人。悠仁さまは島特産の「アシタバ」を手に取り「いつ収穫されたんですか?」と質問され、紀子さまは、ここでアシタバなどを購入されました。
公務で初めて離島を訪問された悠仁さま。島民の見送りに笑顔で応えていらっしゃいました。
(「皇室ご一家」12月7日放送)
