秋篠宮妃紀子さまは、11月19日、聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」の交流拠点「デフリンピックスクエア」を視察されました。佳子さまもご一緒の予定でしたが、前日にコロナ感染がわかり、紀子さまお一人となりました。
手話実況の体験ブースでは、マラソンの実況に挑戦。臨場感たっぷりにレースを実況されました。

「この経験の輪が広がれば」

東京・渋谷区の国立オリンピック青少年総合センターに設けられた「デフリンピックスクエア」では、デフスポーツの競技体験や、障害のあるなしにかかわらず誰もがコミュニケーションできる多様な技術などを紹介しています。

デフリンピックスクエア(東京・渋谷区)
デフリンピックスクエア(東京・渋谷区)
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紀子さまは、30年以上にわたりテレビで手話放送に取り組む岡山放送が運営するブースで、マラソンの手話実況に挑戦されました。

マラソンの手話実況について説明を受けられる紀子さま
マラソンの手話実況について説明を受けられる紀子さま

まずは、「マラソン」「スタート」「関門通過」など実況で使う6つの手話表現について説明を受けられました。

マラソンの実況に使われる6つの手話表現
マラソンの実況に使われる6つの手話表現

「『タイム』はストップウォッチを押すような動作です」などと、表現の動きについて説明を受け、ひとつひとつ確認された紀子さま。実際にVTRを見ながら、実況に挑戦されました。

『速い』の手話を確認される紀子さま
『速い』の手話を確認される紀子さま

実際のマラソンレースが画面に映し出され「一斉にランナーが走り出しました」「ランナーが走っています」「関門を通過」そして「ゴール!」と、レースを伝えられた紀子さま。

画面に映し出された手話実況の様子
画面に映し出された手話実況の様子

最後は手話で「頑張りましたね」と画面に向かって選手をねぎらわれていました。

選手のゴールに手話で拍手を送られた
選手のゴールに手話で拍手を送られた

初めての体験に、紀子さまは「どう表現していいか緊張しました。この経験の輪が広がればいいですね」と笑顔を見せられました。
(「皇室ご一家」11月23日放送)

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