宮城県気仙沼市を流れる大川では、人工でふ化させ放流するためのサケの捕獲が、10月17日から始まりましたが、低調なスタートとなりました。

気仙沼市の大川では、17日朝、生産組合の組合員が川幅いっぱいに張った網を使い、サケを捕獲しました。

捕獲されたのは雄3匹、雌3匹の合わせて6匹で、初日の水揚げとして、震災後最も少なくなった去年より1匹多いだけとなりました。

サケ漁はここ数年、不漁が続いていて、今シーズンは気仙沼市と南三陸町の4つの川のふ化場を、1カ所に集約することにしています。

気仙沼鮭漁業生産組合 管野幸一組合長
「4年前に放流した数が極端に少なかったので、それが今、回帰している状況」

一方、雌から取り出した卵は受精に適さないとして、人工授精は次回以降に見送りとなりました。

仙台放送
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