DX(デジタルトランスフォーメーション)を岩手県内の企業に推進しようと、JR東日本盛岡支社が、自社で活用する生成AIなどのデジタル技術を体験してもらうイベントを開きました。
10月16日に盛岡市のキオクシアアイーナで開かれたイベントは、JR東日本盛岡支社が初めて企画したもので、県内企業のDXの担当者などが訪れていました。
JR東日本盛岡支社は、東京都の企業が開発した生成AIを搭載した「Qast」と呼ばれるシステムを2024年10月から導入していて、社員個人の経験やノウハウを全体で共有することに活用しています。
16日は「Qast」のブースが設置され、参加者はチャット機能で質問を繰り返しながらAIに回答してもらう作業を体験していました。
盛岡支社では「Qast」を導入してから、調べものの時間が大幅に短縮し、導入前に比べて超過勤務の時間が45%削減できたということです。
JR盛岡支社 経営戦略ユニット 安達暁春さん
「今までだと、社内の調べものを誰かに聞かなければならない。その手間がなくなって、とても成果につながっていると思う」
参加者からは「JRでこういうことやっていると、具体的に見せていただいて、もっとDX化を進めていかなければならないと感じた」といった声が聞かれました。
このイベントは17日もキオクシアアイーナで開かれていて、誰でも参加することができます。