岩手県生協連は10月16日、18Lあたりの灯油の配達価格を2196円に決めました。
シーズン最初の価格としては4年連続で過去最高値を更新です。
県生協連は16日、2025年度1回目の灯油委員会を開き、10月20日から11月22日までのシーズン最初の配達価格を協議しました。
県生協連が毎年この時期に決める配達価格は、ほかの小売業者が価格を決める際の参考にしていることから、冬の灯油価格の指標となっています。
協議の結果、円安の進行や中東情勢への警戒感などを背景に、配達価格は1Lあたり122円、18Lあたり2196円と、シーズン最初の配達価格としては4年連続で過去最高値を更新しました。
県生協連 吉田敏恵専務理事
「2000円(台の)灯油が、この4年ずっと続いている。どうしても為替や原油の状態で、そうならざるを得ない」
県生協連は、今後について「この1カ月間でも、必要に応じて価格を変更する可能性がある」としています。