関係機関が連携し、航空機同士の衝突事故を想定した訓練が仙台空港で初めて行われました。
訓練は滑走路をオーバーランした旅客機が、離陸しようとしていた旅客機と衝突し爆発・炎上したという想定で行われ、消防や自衛隊、医療機関など83機関およそ350人が参加しました。
訓練ではバスを旅客機に見立て、消防が消火の態勢を確認し、救急隊が機体から乗客を脱出させる手順を確認しました。
また、自衛隊の格納庫には救護所が設けられ、医療従事者や救急隊がトリアージを行い、けが人を病院に搬送するまでの手順を確認しました。
仙台国際空港 前田基代表取締役
「各現場でいろいろなコミュニケーションを図りながら手順を確認している様子が確認、拝見できたので、まずは一定の目的は達したかと思う。定期的にこのような場を設けて、関係機関の皆さまと手順の確認をしたり、取り組み内容のブラッシュアップをしていくことに、大きな意義がある」
仙台空港は今後も訓練行い、対応力の強化に努めたいとしています。