あわら市特産の秋の味覚「越前柿」の出荷が16日から始まりました。
         
越前柿は、四角い形で種がないのが特徴の渋柿で、1週間ほどかけて渋抜きをした後に出荷されます。
  
福井市中央卸売市場では16日、越前柿の初出荷に合わせた販売セレモニーが行われました。
 
JA福井県によりますと、9月の厳しい残暑の影響で実の色づきの遅れが心配されましたが、10月に入って昼と夜の気温差が大きくなったことから順調に色づき、収穫の開始は平年並みとなりました。
 
武田祐季アナウンサー:
「旬を迎えた越前柿。自然な甘さが口いっぱいに広がります。想像していたよりも柔らかすぎず、歯ごたえもしっかり感じられます」
  
JAによりますと、春から天候不順が続き厳しいシーズンだったということですが、農家が水をしっかり管理したり変形した実を摘み取ったり努力を重ねて、平年より大ぶりの高品質な柿に仕上がったということです。
 
JA福井県・越前柿専門部会の山口義雄部会長は「無事にこの日を迎えられてほっとしている。越前柿は名が知れているから、福井県の人に1つでも食べてもらいたい」と話しています。
  
越前柿は、県内のJA直売所やスーパーなどで、11月中旬ごろまで販売されます。今シーズンの出荷量は平年並みの200トンを見込んでいます。

福井テレビ
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