アジア最大の宇宙の玄関口を高知にー
ロケットなどが発着する「スペースポート」を官民連携でつくろうと、関係者が知事に政策提言を行いました。
古谷代表理事:
「私たちは国内外の宇宙開発の追い風、高知県の地理的条件を生かせば、故郷・高知に明るい未来をもたらすことができると思い、この挑戦を始めました」
2025年2月に設立された「一般社団法人・スペースポート高知」はロケットや宇宙船が離着陸に使うスペースポート、いわば「宇宙の玄関口」を高知につくることを目指す団体です。その代表理事・古谷文平さんが15日、浜田知事に政策提言を行いました。
内容は、県の産業振興と地域活性化のため官民連携でスペースポート開港を目指し、推進体制をともに構築すること。県に専任の部署を設置し、宇宙産業振興を成長戦略として位置づける事などです。経済波及効果は打ち上げが本格化する2035年までの10年間で総額1135億円を見込んでいます。
浜田知事は「夢のあるワクワクする話。どうやれば実現できるかわれわれも一緒に検討していきたい」と前向きな反応を示していました。
スペースポート高知代表理事・古谷文平さん:
「スペースポートの開発は非常に多くの方々の利害を調整したり、資金的にも国から予算を引っ張ってくるとか、多くの越えなきゃいけない課題がある。この先の未来を考えたときに、民間と県が一緒になってやっていったときに大きな成果があるんじゃないかということをこの提言で受け止めていただいたと思う」
スペースポート高知は、2029年度には小型ロケット発射を目指しています。