高知市の公園で「東屋」の設置工事が進んでいます。つくっているのは高校生たちです。作業をしているのは大工さんではなく…高知工業高校建築科の生徒たちです。
課題研究の授業の一環で、高知市長浜の公園「エコ・パーク宇賀」の東屋の組み立て作業を行っています。公園を利用する市民から雨や日差しを防げる休憩所「東屋」の設置を要望する声があったことから、高知市が高知工業高校に協力を依頼しました。
設計を手掛けたのは2024年に3年生だった先輩たちですが、それを引き継ぎ2025年の3年生が学校で加工した資材を組み立て完成させます。
遠足で利用する園児や家族連れ、お年寄りなど年間およそ3万人が利用するこの公園。東屋は県産のヒノキとスギを使い、風通しがよく広い軒下空間をコンセプトに設計されました。
一級建築士志望・谷一透さん:
「初めてする加工だったりミスもありながらでしたが、みんなと協力して加工をうまくすることができた」
高知工業高校 建築科・廣松里矩さん(リーダー):
「幅広い世代の人たちに使ってもらえるような休憩所目指して頑張っていきたい」
エコ・パーク宇賀の東屋は2026年1月に完成予定でお披露目のセレモニーも行われます。