中米・コスタリカの女子野球選手が、島根県川本町を拠点に活動する島根フィルティーズの選手と合同練習を行いました。
川本町の町民球場、この町を拠点にしている女子野球チーム・島根フィルティーズの練習に参加した白いユニフォーム姿の選手。
中米・コスタリカから来日したダニエラ・ゴンザレスさん(15)です。
女子野球を国際的に広げる取り組みの一環で全日本女子野球連盟から招かれ、9月に来日。国内の高校や大学、クラブチームの練習に参加しながら日本の野球を学んでいます。
5歳で野球を始めたダニエラさん。
現地のチームでは、ポジションは主に内野ですが、外野や時にはピッチャーを任されることもあるそうです。
この日の練習では、外野に入りノックを受ける場面もありました。
ダニエラさん:
(日本に)実際に来てみてもすごくレベルが高いと感じました今の練習も楽しくできています。もっともっと皆さんから学びたい。
フィルティーズの選手たちも、日本語のわからないダニエラさんにジェスチャーを交えながら声をかけていました。
島根フィルティーズ・恩田楓可主将:
外国の選手と野球を通して触れ合えることはなかなかないことですし、選手にとってもすごくいい刺激となる。
島根フィルティーズ・森山一人監督:
15歳に見えない基本的な投げ方、直したほうがもっと良い球になるかなと話をした。
コスタリカでは、サッカーが「国技」とされるほど盛んで、野球はまだマイナーなスポーツ。女子の野球は、日本から派遣された青年海外協力隊員がチームを立ち上げたばかりで、今回の来日でダニエラさんは、技術だけでなく、礼儀やマナーも重んじる「日本流」の野球を学んだということです。
ダニエラさん:
日本で学んだことはすごくたくさんありますし、学んだことを母国に帰った時に他の選手に共有していきたい。
ダニエラさんは13日まで日本に滞在、日本の選手をお手本にコスタリカ野球のレベルアップを目指します。