食べ盛りの子どもを支援です。
コメの価格高騰が続く中、JAしまねが15日、学校給食用の米10トンを島根県に寄贈しました。

JAしまねの竹下克美組合長が島根県庁を訪れ、5キロのコメ袋を丸山知事に手渡しました。

JAしまね・竹下克美代表理事組合長:
価格が上がっておりますので、1000万円以上にはなるのかなと思います。

今回、寄贈したのは島根県産の新米「きぬむすめ」10トンです。
コメの価格高騰のいま、金額にすると1000万円以上に相当します。
県内すべての小中学校と特別支援学校で2日分の給食として活用されます。

JAしまねが、ここほどの量のコメを県に寄贈するのは初めてで、その背景にはやはりコメの価格高騰があります。

県はコメの価格高騰に対応するため、2025年度から小中学校の給食の価格上昇分を支援する事業に取り組む一方で、県内には給食費の値上げに踏み切る自治体もあり、学校給食にも物価高騰の波が押し寄せています。
JAとしてはこうした状況の中で少しでも支援につながればと、寄贈を決めました。

JAしまね・竹下克美組合長:
島根県の次代を担う生徒たちの健康や成長に支えていく点で、学校給食を供給することによって支えたい。

成長期の子どもたちにとって大切な学校給食。
JAしまねは、今後も安定して給食にコメを供給できるような環境づくりに取り組みたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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