8月の記録的な大雨で被害を受けた秋田県仙北市西木町に設置されていた災害ボランティアセンターが、15日に閉所しました。約2カ月間、地域住民の要望に応えながらボランティアの復旧活動を支えてきました。
仙北市西木町に開所した災害ボランティアセンターは、川の氾濫による浸水被害が発生した直後の8月21日から活動を始めました。
活動は、被災住宅に流れ込んだ泥のかき出しをはじめ、汚れた壁や食器の片付けなど多岐にわたり、被災した住民の要望に応じて行ってきました。
運営を担う市の社会福祉協議会が地域の状況を確認し、住民から新たな要望が確認されなかったことから、15日にセンターを閉じました。
ボランティアに集まったのは、北は北海道から南は徳島までにおよび、約850人が一日も早い復興を願って汗を流しました。
災害発生からまもなく2カ月。地域住民はボランティアの力があったからこそ復旧作業が進んだと話します。
上桧木内地区の住民:
「地元の力だけではどうすることもできなかった。一番と順番を付けることはできないが、ボランティアが入らないとここまでは復旧しなかった。絶対復旧しなかった」
協議会は今後、住民の要望を個別に聞いて対応していきたいとしています。