島根県の邑南町役場で、町営団地の住民からの相談を1年以上放置した上、独断で住民に転居を促す文書を送ったとして、この職員が停職2か月の懲戒処分を受けました。
邑南町が10月1日付けで停職2か月の懲戒処分にしたのは、役場の係長級の職員です。
この職員は、町営団地の水道から濁り水が出ると住民から繰り返し相談を受けていましたが、上司などに報告しないまま、2024年から約1年間にわたってこの事案を放置してました。
さらにこの職員は、役場内での正規の手続きを経ないで、独断で住民に対し、町営団地からの転居を促す文書を送付したということです。
邑南町は加えて、濁り水の原因を見つけながら上司に報告せず、結果的に修繕などが行われないまま濁り水のトラブルが続いたとして、主任級の職員1人を減給十分の一1か月の懲戒処分にしました。
尚、邑南町はこの懲戒処分について処分当日に概要を町のホームページ上にアップしていましたが、報道発表はしていませんでした。