11日土曜日、高千穂町の神社である奉納が行われました。
神社では、おそらく世界で唯一の奉納となる、驚きの”あるモノ”とは?

およそ1900年前の垂仁天皇の時代に創建された高千穂神社。
瓊瓊杵尊など、最初に天から降り立った神々をまつるために創建されたのが、始まりとされています。

そんな歴史ある神社で行われた奉納とは…
神前でバク転を奉納したのは、宮崎県バク転協会の竹田成道会長です。

今回、竹田さんが企画したのが「伝統とバク転の共演!高千穂神社体験イベント」で県内各地の小学生およそ20人が参加。
神楽殿ではバク転教室も行われました。

参加した子供たちは、次々にバク転を試み、笑顔を見せていました。

(参加者)
「初めてだったので怖かったけど、(バク転が)できてうれしかった」

国の重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂の夜神楽」。
その演目の一つ「八つ鉢」を高千穂高校の神楽保存会が披露しました。

そもそも神楽とバク転、全く関係ないように見えますが…
「八つ鉢」では、舞手が太鼓に乗って逆立ちをする場面があります。
これが、バク転に通じる部分があるということで、今回のイベント開催につながりました。

さらに子供たちは、太鼓に乗って逆立ちをする所作に挑戦していました。

(宮崎県バク転協会・竹田成道代表)
「(神職の方から)舞手さんが少なくなっているというのを耳にしました。日頃から逆立ちや三点倒立を教えてる私が少しでも貢献したいなと思って、今回このようなイベントを開きました。バク転というのは一般的に怖いというイメージがあるんですけども、バク転は後ろ向きだけど気持ちは前向きになれるので、是非バク転を通してバク転以外のことにもどんどん挑戦してほしいなと思います」

伝統文化「高千穂神楽」と、現代的な運動「バク転」の共演を堪能した子供たち。
とても”前向き”な1日となったようです。

テレビ宮崎
テレビ宮崎

宮崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。