栃木・宇都宮市で目撃されたのは、駐車場のあちこちにくっきりと刻まれたタイヤの跡。
ここで一体何が起きたのでしょうか。
大谷資料館・大久保恭利館長:
ドリフト走行されまして、駐車場にすごいひどいタイヤ痕が残されてしまった。またやられたのかと思いました。
防犯カメラに記録されていたのは、雨の中、深夜の駐車場に現れた1台の車。
突然、猛スピードで走り出すと、グルッと回転。
駐車場内での迷惑ドリフトです。
さらに、仲間でしょうか、車の進行方向に人を立たせると、ぶつかるスレスレでドリフト。
1つ間違えば事故につながりかねない危険な行為は約15分間続いたといいます。
大谷資料館・大久保恭利館長:
なかなかタイヤ痕は落ちないので、すごく迷惑してます。
被害に遭った資料館は、地下空間が広がる採掘場の跡地で、日本遺産にも登録されている観光スポットです。
館長によりますと、タイヤ痕を直すのにはかなりの金額がかかるといいます。
大谷資料館・大久保恭利館長:
舗装はがして新しく舗装し直すので、200~300万円はいっちゃうかな。
この資料館では来館者の負担を減らすために無料で駐車場を開放していて、誰でも入ることができますが、人目につきにくい場所にあることから迷惑行為も相次いでいるといいます。
大谷資料館・大久保恭利館長:
ドリフトもゴミを捨てられることも、やっぱり結構多々あるので。柵をして有料化にするとか、そういう考えが出てきちゃうので。無断で侵入して走行はやめてほしい。
警察は資料館からの相談を受けて、パトロールを強化しています。