14日、高知県庁に県人事委員会のメンバーが訪れ、県職員の月給とボーナスを引き上げるよう浜田知事に勧告しました。
県職員の月給は現在平均で34万2040円。県人事委員会が県内の事業所の給与を調査したところ民間より1万1152円低いことが分かりました。
県人事委員会・門田純一委員長
「今年度の民間給与との比較でございますが、行政課題の複雑化や多様化、厳しい人材確保競争を踏まえまして、人事院の取り扱いに応じて比較対象企業の規模を引き上げることといたしました」
今回の調査はより規模の大きい企業と比較するよう人事院が見直したことから対象の企業規模を「50人以上」から「100人以上」に引き上げています。
勧告は、初任給を高卒は1万2300円、大卒は1万2000円、そのほか30代後半までの職員に重点を置いて引き上げる内容です。
ボーナスを4.45カ月分から4.5カ月分とすることも盛り込まれています。
実現すれば4年連続の引き上げとなり、平均年間給与額は行政職で20万5000円増加し587万5000円になります。