長崎県佐世保市の宮島大典市長が14日、陸上自衛隊の佐賀駐屯地を訪れ、オスプレイに体験搭乗しました。
宮島市長が搭乗したのは、陸上自衛隊佐賀駐屯地に配備されているV-22 オスプレイです。
宮島市長の佐賀駐屯地訪問は今回が初めてで、オスプレイの運用面や安全面の理解を深めるのが狙いです。
機内では自衛隊員から機器の説明などを受けながら、有明海の上空を10分ほど飛行しました。
佐世保市 宮島 大典 市長
「ほとんど負荷も感じることのない状況で、 安全性を重視した乗り物だと改めて感じた」
陸上自衛隊は7月に開設した佐賀駐屯地に17機のV-22 オスプレイを配備し、島しょ防衛強化のため、相浦駐屯地の水陸機動団との一体運用を見据えています。
一方、オスプレイの訓練では、佐世保市などの上空を飛行することもあり、地域住民から安全性や騒音について不安視する声もあります。
佐世保市 宮島 大典市長
「(佐賀駐屯地には)しっかりとルートを含めた安全を担保してほしいということ、騒音についても市民や漁業者の皆さんの影響が極限まで抑えられるよう依頼した」
10月20日からは、相浦駐屯地で佐賀駐屯地のオスプレイを使用した初めての実動演習が行われる予定です。