ご飯の上で、まるで宝石のように赤く輝くイクラ。
しかしサケの水揚げ量が激減し、価格高騰のあおりを受けています。
東京都内にある「海鮮バイキング&浜焼きBBQ玉手箱」を取材すると、お客さんが1杯、2杯、3杯そして4杯と豪快にご飯にのせていたのはイクラです。
しかし、イクラの仕入れ価格が上がっているといいます。
海鮮バイキング&浜焼きBBQ玉手箱・米満省吾オーナー:
今年は去年を上回る高騰。(北海道産イクラは)仕入れ値で大体、本当に1万5000円から2万円超えてくるって感じ。本当にスプーン1杯で1000円ぐらいいくので。
もともと店では北海道産のイクラを仕入れていましたが、仕入れ価格の高騰で、やむを得ず2025年から外国産に変更。
それでもイクラの価格は高いといいます。
海鮮バイキング&浜焼きBBQ玉手箱・米満省吾オーナー:
日本にあんまり近寄ってないっていうので秋鮭があまり取れない。
イクラは北海道を代表する今が旬の秋の味覚です。
そのサケ漁が最盛期を迎えていますが、漁師は「今日はだめだね、100匹あるかないか」「燃料代にもならないわ」と話しました。
不漁といわれた2024年の約3割しか水揚げがなく、漁に出ると採算がとれないといいます。
2025年のサケの水揚げは約1141万匹を予測。
平成以降で最も少なくなる見通しで、20年前と比べるとその数は5分の1にまで減りました。
イクラの価格が高騰する中、お得に楽しめる秋の味覚を求めて都内のスーパー「アキダイ関町本店」を取材すると、店頭には色とりどりの秋の果物が並んでいました。
その中でもシャインマスカットが600円台と、とても安いです。
他にも北海道産のカボチャは100gあたり33円と、例年よりも安くなっているといいます。
アキダイ・秋葉弘道社長:
柿なんかよくなりましたね、1~2割値段も下がってますので甘くて安くてっていう状態です。(栗は)出始めに比べますと2割ぐらい下がってますので非常におすすめです。非常に秋の味覚を楽しんでいただけると思います。