国の無形民俗文化財に指定されている「竹ン芸」が14日午後、奉納されました。
10mを超える竹の上で男狐と女狐が妙技を繰り広げ、多くの人を魅了しました。
多くの見物人の前に現れたのは、かわいらしい子狐。
今回、初めて挑戦する近藤李雄斗くん、2歳です。
「竹ン芸」は長崎市伊良林2丁目の若宮稲荷神社で、毎年10月14日と15日に行われる伝統行事です。
12歳以下の男の子や男性たちがお稲荷様の使いである白狐に扮し、五穀豊穣や商売繁盛を願って奉納します。
3歳から出演している村中律世さん(11)は子狐としては今回が最後の奉納で、大技に挑みました。
小学6年生 村中 律世さん (11)
「逆立ちができたところ」
「めっちゃうれしかったです」
「かっこよくお客さんに かっこいい演技を見せられたらいいなと思います」
子狐 近藤 李雄斗くん (2)
「(Q:怖くなかった?)うん」
母親 近藤 葵さん
「泣かないかなって心配してましたけど、しっかり本番臨めたのでよかったです」
続いて登場したのは女狐です。
時折、雨がぱらつく中、高さ約12mの竹の上に男狐を招き、戯れながら次々と妙技を繰り広げます。
狐たちが竹を大きく揺らしながら縁起物の手ぬぐいや餅をまくと、会場からは大きな歓声が上がりました。
見物人
「感動しました。かっこよかったですね。子狐さんはかわいかったですし、よかったなって思います」
見物人(マレーシアから)
「本当にファンタスティックなショーだった」
「ベリーナイス!アメイジング」
竹ン芸の奉納は14日午後8時から、15日は正午と午後3時、午後8時にも行われます。