2011年に発生した東日本大震災から2026年で15年です。
震災の記憶、教訓を次の世代に伝えていこうと、復興庁の職員が米子市の高校で出前授業を行いました。
この出前授業は、東日本大震災の教訓を若い世代に伝えていこうと復興庁が2022年度から全国の中学校や高校で行っていて、鳥取県の学校では初めて行われました。
米子市の米子松蔭高校で行われた授業には1年生と2年生合わせて約60人が参加。
はじめに復興庁の職員が東日本大震災の被災状況や復興の現状などについて説明しました。
このあと生徒たちは、グループに分かれて「大震災が起きたとき、どのように行動するか」「復興に取り組む福島県を応援し、関心をもってもらうにはどのような取り組みが必要か」などをテーマに話し合い、意見を発表しました。
生徒:
「3歳の時に東日本大震災があって、その時、全然記憶はなかったが、もう一度、災害が起きたときに対処することとかやるべきことを学ぶことができた。」
「次の世代に忘れることがないように語り継いでいきたい。」
復興庁・山野謙事務次官:
きょう学んだことを友達同士で話し合っていただきたいし、家族の皆さんとも話をしてもらって、ふだんから防災のことを考えるきっかけにしていただければ。
復興庁は、今後も各地の学校で出前授業を行い、若い世代に復興の現状を伝え、東日本大震災の記憶と教訓を伝えていくことにしています。