10月13日に閉幕した大阪・関西万博。
関西パビリオンに出展した鳥取県は、想定を大幅に上回る来場者を記録しました。
平井知事はこの実績を「レガシー」として、鳥取をさらにアピールしていく方針を打ち出しました。
鳥取県・平井知事:
万博を通じて鳥取県の関心を高めることができたのであれば、次につなげていく挑戦権をもらえたと。
10月14日の記者会見で、13日に閉幕した大阪・関西万博の手ごたえを話す平井知事。
鳥取県は関西パビリオンにブースを出展。
ゲゲゲの鬼太郎や名探偵コナンなど鳥取ゆかりの漫画を前面に押し出したほか、鳥取砂丘の砂10トンを持ち込んだアトラクション「無限砂丘」を設置。
期間中の来場者は46万3000人余りと当初の目標30万人の1.5倍となる大幅な上振れとなりました。
情報発信の効果は、ヨルダンやサウジアラビアなどと結んだ「砂同盟」が話題になるなど広告換算で15億円を超えたとしています。
その効果の現れとして2025年4月から9月までに鳥取県を訪れた観光客は、過去5年間で最も多い662万人だったということです。
鳥取県・平井知事:
問題はこれからなんですよね。アフター万博をどう取り込んでいくか…。
県は万博レガシーの継承事業として、2026年1月に境港市の夢みなとタワーにヨルダン館の赤い砂と鳥取県ゾーンの展示内容をコラボで設置するほか、鳥取砂丘のビジターセンターや倉吉市の白壁土蔵群の観光案内所などに万博スタンプを継続して設置します。
加えて、万博で「砂同盟」を結んだ国と新たな交流も進めていきたいとしています。