26年続いた連立政権から公明党が離脱を表明し、大きな波紋を呼んでいます。東海テレビは10月11日、ジャーナリストの鈴木哲夫さんとともに、石破首相への単独インタビューを行い、公明党に対する思いを聞きました。

鈴木哲夫さん:
「公明党が離れてどうなるかという状況になってきている。僕が気になるのは安全保障であり、平和論であり、政権の枠組みも含めてこれからもちゃんと守られていくのか。公明党は平和を柱にしている党だし、総裁になった高市さんはどちらかというと保守的な人で、ここで別れちゃった。政局ではなくて、日本の一番大事な『反戦』、二度と戦争を起こさない、安全保障はどうあるべきか、ここが政権としてこれからもちゃんとできていくのか、正直僕はちょっと不安なんです」

石破首相:
「公明党の人たちは、平和であり福祉であるんだけど、もう一つは『大衆の党』なんだよね。自民党も『国民政党』だって言うんだけど、『大衆の党』とは言わない。自民党にないものはそこだと思うんですよ。自民党だって平和も福祉も言いますが、大衆に根差しているという意識は、わが党は持っていないものじゃないかなと思っていて。

『大衆と平和論』というのは実はすごく大事で、そこに向けてどうやって分かりやすい言葉で語っていくかだと思っている。安全保障の本質は『リアリズム』なんだけども、これから先も大事だと思っているのは『大衆に根差した平和論』の重要性じゃないですかね」

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。