地元企業の取り組みや魅力を知ってもらい地元への愛着を醸成しようと、10月14日、岡山市の高校で県内企業の出張講義が行われました。

講義を受けたのは岡山学芸館高校の1年生約480人です。岡山県内の企業などの担当者が学校に出向き、生徒たちに向けて仕事内容や企業の魅力について話しました。

この取り組みは総合人材サービス会社のマイナビが行うプログラムの一環で地元企業が高校で出張講義を行い地元企業への関心を高めるとともに将来的な地元就職の促進を目的としています。

(生徒)
「企業のことを詳しく知れた。一つ一つの仕事に役割があって自分たちはそういう人たちに支えられて生活できていると実感できた」
「今の若い人たちは都市に興味を持って都市の企業ばかりを調べている人が多いので実際に現場で働いている人が来てくれると信頼度も上がるし自分が住んでいた地元で就職したい気持ちが強くなった。」

岡山県では県外の大学に進学した学生のUターン就職率が2023年度は30.9%と、2016年度に調査を始めてから最低を記録しました。こうした状況を打開するためにもできるだけ早い段階で地元企業を知ってもらい、職業の選択肢を増やすことが意味を持ちます。

(マイナビ Locusキャリア支援課 村岡大課長)
「岡山県ではどういうことができるのかこういうことをすれば岡山県が盛り上がるのではないかなどをいざ実現しようと思うような子を増やしていきたい」

マイナビは出張講義に参加する企業を増やすなどして2026年度以降もこの取り組みを続けていきたいとしています。

岡山放送
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