長崎市の洋菓子店が定番のケーキを高齢者などが飲み込みやすいように改良し、14日長崎市長に報告しました。
新製品を携えて長崎市役所を訪れたのは、長崎市の洋菓子店「梅月堂」の本田時夫社長など4人です。
ふわふわの生地にたっぷりの生クリーム、そして果物が乗った「シースクリーム」は、長年、長崎っ子に愛されてきた定番のケーキです。
高齢者など飲み込みに問題がある人にも食べてもらうため、果物はすりつぶして成型したり、スポンジにシロップをしみこませたりと、歯科医師のアドバイスを受けて約2年をかけて嚥下ケーキを開発しました。
鈴木 史郎 長崎市長
「舌の上でとろけるようにスーッと」
「味は本当シースクリームでね」
材料はそのままに、より食べやすくなった「Uni Cake(ユニケーキ) シース」。
長崎県内の介護施設で実際にモニターとして食べてもらい、好評だったということです。
梅月堂 本田 時夫 社長
「ケーキは食べたいけどスポンジがね (食べにくい)とか言う方が、実際にシースクリームという具体的なお菓子を頭に浮かべながら家族の方と一緒に食べていただくというのが何よりいいことだなあと思っています」
味はチョコとベリーを加えて3種類で、12個 5940円(税込)のボックスでインターネットで予約販売されています。