10月13日、福島県川俣町では中南米で親しまれる民族音楽「フォルクローレ」の国内最大級の祭典「コスキン・エン・ハポン」は今年のフィナーレを迎えた。
長野県からの参加者は「私は2回目。いつも、来たら友達みたいな感じで接していただける。やっぱり福島の方はいいなと思って」と話す。また中学2年生の参加者は「実際に演奏してみて、本番が一番いい感じにできた」と話した。
「コスキン・エン・ハポン」がはじまったのは、昭和50年のこと。町で初めての楽団や合唱団を結成した「川俣の音楽の父」と呼ばれる人物が、日本中の音楽愛好家に呼びかけ、川俣が「フォルクローレのまち」となった。
ノルテ・ハポン代表の齋藤寛幸さんは「どこの町もだんだん人口が減っていくなか、やはり光る何かがあれば。これから町が存続するためには、やはりこの魅力というものをもっともっと全面に出していけば、いろんな人が集まってくる街になってくると思う」と語る。
遥か中南米に思いを寄せ、「芸術の秋」にじっくり浸る一日となった。